どの組織でも、継続的改善でメリットを得ることができます。リーン、Six Sigma、カイゼンなどは、継続的改善プロフェッショナルの用語として一般的に使用されていますが、これらは、効率を上げ、価値を高めるために、誰もが日常の業務で適用すべき方法論です。
「リーン」では、無駄や故障をなくすなど、効率を上げることで価値を最大化することに焦点を当てる傾向があります。組織内の全員が無駄を見つけて、管理チームとともに対処できるようにすべきという考え方です。リーンツールは他の改善方法論に比べて統計分析が少ない傾向があるため、プロフェッショナルにとって継続的改善の実践を自分の仕事に組み込む際の魅力的な入り口となることがよくあります。リーンツールは、工程を理解し、無駄を省き、間違いを防ぐことに重点を置いているものなのです。
このブログでは、工程改善のための3つのシンプルなリーンツール、そのツールが重要な理由、組織全体でこのツールをうまく活用するのにMinitab Engageがどのように役立つかをご紹介します。さあ始めましょう！
リーンツール 1: 作業要素時間分析
作業要素時間分析は、工程を分析および改善するために使用します。このツールでは、タスクを取得し、そのタスクをセクションに分割し、各セクションの完了までにかかる時間を測定します。工程中に収集および分析されたデータにより、非効率な箇所を特定し、生産性を向上し、無駄を排除できます。
必要な理由
作業要素時間分析は、組織がタスクやプロジェクトの完了にかかる時間を把握し、将来のプロジェクトや改善に向けた正確な見積もりを行うのに役立ちます。
例
Minitab Engageを使用すると、食品安全プロセスを明確に把握して、プロセスの非効率性をより深く理解し、対処することができます。
作業時間要素分析ツールを使用すると、タスクの完了に必要な時間をより深く効率的に理解し、今後の作業をより正確に見積もることができるので、組織の時間と支出を節約できます。
Minitabのエンドツーエンドの改善ソリューションを詳しくご覧になりませんか？
では、2つ目のリーンツールを見てみましょう。
リーンツール 2: GEMBA WALK
実際に工程を確認することを、「Gemba Walk（現場聞き取り）」と言います。Gembaは日本語由来の言葉で、実際に作業をしている場所「現場」のことです。Gemba Walkにより、リーダーやマネージャーは実際の工程を観察し、チームやオペレーターと関わり、工程に関する知識を得て、継続的改善のアイデアを探ることができます。Gemba Walkは製造業界ではとても人気がありますが、Gemba Walkの概念は多くのプロセスに適用でき、価値の創造や時間の節約の機会を特定するプロセスを「実地検証」することに似ています。
必要な理由
Gemba Walkの全体的な目的は、工程を観察して理解し、最終的に改善することです。工程のある場所ならばどこでも、Gemba Walkが役に立ちます。このツールは、業界を問わず、あらゆる工程に適用できます。精度を確保するために、プロセスマップと併用することもできます。
例
以下のGemba Walkインタビュー・シートサンプルでは、Minitab Engageを使用して製造工程を示しています。これは、プロジェクトの概要、観察、改善の機会を示しています。
Gemba Walkがうまく行われると、組織のあらゆるレベルで、オープンな対話、コラボレーション、チームワークが促進されます。
では、最後のリーンツールを見てみましょう。
リーンツール 3: A3
A3は、問題を解決し、根本原因を特定するための構造化されたテンプレートです。これは、工程を改善し、問題を効率的に解決しようとしている組織にとって、効果的なツールです。
必要な理由
A3は、問題解決と継続的改善のための重要な方法論です。シンプルで構造化されたアプローチ、視覚的コミュニケーション、チーム間連携の促進ができるので、効果的なリーンツールになっています。全組織的な改善、報告、指導を提案するのにも役立ちます。A3の重要な価値の1つとして、問題全体、その根本原因、解決策を1つのページまたは画面で確認できることがあります。
A3は、組織全体が問題と解決策を明確かつ簡潔な方法で伝達するのに役立ちます。
A3の例
Minitab Engageを使用すると、ピザの製造工程を1つの画面で簡単に確認できます。A3フォームがあれば、根本原因の深い洞察を得られるブレインストーミング図を添付することもできるので、工程を1か所で明確に把握できます。
まとめ
リーンツールの使い方を学ぶことは、継続的改善を実践する人だけでなく、他の人にとっても役立つものです。Minitab Engageを使用すると、これらの強力なツールを適用してプロジェクトを実行し、Webベースのダッシュボードで進捗状況を監視できます。Minitab Engageでは、ワークフローを使用することにより、アイデア出しから、プロジェクト化、完了までのフローを管理でき、手間をかけずに確認や承認を合理化できます。
必要不可欠で無駄のない10のツールを探る用意はできていますか？
当社のeBookをダウンロードして、全組織的に無駄と欠陥を特定して排除するための必要不可欠で無駄のない10のツールをご覧ください。
