この作るか買うかブログシリーズのパート1をお読みになって、私がおすすめした必要性評価手順を実施したなら、今度は決断の時です。ニーズにあった次のエンタープライズソリューションを、社内で構築しますか、それとも購入しますか?
物流の計画、データの整理、全社的なプロセスの管理など、組織が直面する技術的な課題は異なりますが、必ずしも自社特有というわけではありません。 私は、データの管理と統合の課題に関して言えば、最善の決定は明確で一貫性があることがわかりました。つまり、購入するという決定です。
私はソフトウェアのベンダーですから、そう言うに決まっていると思われるかもしれません。最前線でデータユーザーやお客様と関わってお仕事をし、多くを学びました。 エンタープライズソフトウェアを構築するか、購入するかを決定するには、組織が頼りにしている資源、要件、プロセスを深く理解する必要があることを確認しました。そして、自社分析が完了すると、ソフトウェアソリューションを購入した場合はほぼ必ず、社内で構築したソフトウェアソリューションよりも、効率的にデータの課題に対処できます。このメリットは、一貫していて、否定のしようがありません。
新たなデータ管理ソフトウェアソリューションを「購入」するのが最善だと言える理由は4つあります。
1.最新の状況の把握が簡単
組織のニーズは変化し続けます。そして、その変化するニーズと技術の進歩にシームレスについていけるソリューションが必要になります。社内でソリューションを構築する場合、ツールを継続的に最新の状態に保つため
にエンジニアリングチームに頼ることになります。ソリューションを購入する場合、たとえば、Minitab Connectといったソフトウェア製品であれば、技術とユーザーのニーズの進化に応じて定期的に更新および改善されます。また、購入する場合、トレーニングを受けられるというメリットもあり、技術を完全に理解して活用し、組織のニーズに適用できます。さらに、ソフトウェアソリューションとともに一般的に提供される専門家からのサポートや柔軟なプラットフォームにより、その時々のニーズを満たすために、変更の実施や推奨をいつでも素早くすることができます。
2.人材を無駄遣いしない
開発にかかる手間と時間を過小評価することはできません。また、すべての要件を満たす自社開発ツールのメンテナンスとトラブルシューティングは重要です。貴社の中核事業がソフトウェア開発でない限り、ITスタッフはシステムの開発と維持を適切にサポートすることはできませんし、そもそもそのために雇われているわけでもありません。ソリューションを購入してしまえば、自社構築に比べて社内チームの時間と余力が飛躍的に増えるため、ソフトウェアの維持と管理ではなく、重要なビジネス機能を円滑に保つことに集中できます。
3.ベンダーの関係は複雑ではない
社内のエンジニアリング部門と協力してソフトウェアを一から構築する場合と比較して、ツールを購入する場合、ソリューションを提供するチームとの間には程よい距離があります。関係がシンプルなので、他のタスクとの重複がなく、個人的および政治的なつながりも少なくなります。これにより、ニーズについて率直に語ったり、技術プロバイダーに説明責任を求めたりすることが容易な環境を整えられます。率直に言えばやはり、同僚や組織ネットワークの一部ではない人を雇い(または解雇し)、管理する方が楽ですよね。これにより、技術的な課題を解決するためのアプローチをより合理的で効率的にしやすくなります。そして確実に、自分が顧客になり、小切手を切る場合には、不満や課題を迅速に解決してもらいやすくなります。
4.体験からメリットを得る
すでにお話したように、データの問題が特殊すぎる場合や、自分のニーズに合わせるために既成のソフトウェアをたくさんカスタマイズしなければならない場合は、ソフトウェアソリューションの購入を避けることになるでしょう。貴社が対応しようとしている潜在的な課題が数え切れないほどあるならば、そのソリューションをソフトウェアプロバイダーが開発している可能性が非常に高いです。Minitab
Connectは、多くのデータの課題に関して繰り返されるシナリオに対処するように高度に調整されているため、同様の課題に直面している組織は、同様の問題を解決してきたソフトウェアの経験を活用できます。
より良いビジネスの意思決定
お分かりいただけたでしょうか。価値や資源の節約などを検討する場合、大抵は購入がより良いビジネスの意思決定となります!パート1でお伝えしたとおり、どちらの選択肢にするにしても、要件を特定するために組織を深く分析する必要があります。 しかし結局は、購入することでデータ管理要件が満たされ、資源を使い果たすことはなく、組織全体にメリットをもたらすソリューションを獲得できるという判断になると思います。
… もし自社での構築を検討されている場合は、このシリーズのパート3をご覧ください。自社開発で問題が発生した場合に解決策を購入する方法を要約しています。
詳細をご覧になりますか?