新型コロナウイルスのニュースを、どこでも見聞きします。逃げることはほぼ不可能です。でも、悪いニュースばかりではありません。人の精神には立ち直る力があり、ワクチンを見つける取り組みは、世界中で行われています。医療システムは、かつてないほど、試されています。ですが、この逆境の中、Adventist HealthCareのような多くの企業や団体が、難局に対処しているのです。
新型コロナウイルスへの対応
Adventist Healthcareは、1907年創業のメリーランド州モンゴメリー郡ゲイザースバーグの医療組織で、郡内で初めて設立され、郡の中では最大の医療組織です。4つの病院、1,700人以上の医師と医療スタッフ、5,500人以上の職員、メリーランド州とワシントンD.C.の両方にサービスを提供するセンターと施設の統合医療ネットワークで構成されています。
アメリカ国内で初の新型コロナウイルス感染が確認されるとすぐに、Adventist HealthCareオペレーショナルエクセレンスチームは行動を起こしました。定期会議を開催して、プロセス設計チームと改善チームを、医師のリーダーや他の多くの専門分野チームメンバーと一緒にし、この世界的な新しいコロナウイルスに関するあらゆる情報を共有しました。世界保健機関(WHO)およびアメリカ疾病予防管理センター(CDC)から、衛生管理の方法を改善すること、身体的接触に関する意識を高めることが指針としてあげられていたため、チームは既存の病院とケアセンターのプロセスを更新してスタッフおよび患者を保護しなければならないと認識していました。 メラニー・ラビドーさんの指示のもと、チームは Minitab Engageでプロジェクトを設定し、新型コロナウイルス関連のプロセスのすべてに関する情報を1か所で記録するようにしました。次に、プロセスを確認し、どのプロセスに改善が必要かを判断していきました
ウイルスの感染拡大を予防するためのプロセスの作成および更新
オペレーショナルエクセレンスチームは、どのプロセスに改善が必要か、どのプロセスを作成すべきかを把握すると、活動を始めました。アメリカ国内で個人用保護具の需要が高まり、供給が追いつかない中、チームはEngageでプロセスマップを作成し、N95マスクが不足した場合にスタッフを安全に保つ予防策として、施設全体でN95マスクを集めて殺菌する方法を標準化しました。
他の優れたプロセスマップと同様、チームは時間をかけて、プロセスの完成に必要なすべてのステップを、スタッフがすぐにわかるようにメモを付けたり色わけしたりしながら、詳細化しました(プロセスマップの詳細はこちらです)。 以下は、そのプロセスマップのデジタル版です(Adventist HealthCareの元のプロセスマップはこちらです)。
プロセスマップは、医療システム全体に適切に配布されました。ですが、しばらくすると、CDCやAdventist HealthCareの幹部の指針が変わりました。
プロセスマップはEngageで作成されていたため、チームの誰もが必要に応じて編集することが可能でした。チームはこれをとても気に入りました。チームではEngageを、簡単にチームのメンバー全員を同じページに集約して情報を1か所で管理できる「頼りになる真実の情報源」、「集中リポジトリ」と見なしました。
かつて経験したことのない困難なこの時代に直面している中で、 当社にお手伝いできることがありましたら、ご連絡ください。
Adventist HealthCareはそこで止まらなかった
N95マスクを集めて除染するプロセスマップは、世界的に感染が流行している中で、スタッフを支援するために作成した多くのプロセスマップの1つにすぎませんでした。Adventist HealthCareより、共有いただいたさらなる2つのプロセスマップはこちらです。
2. ケアナビゲーション - 調査対象者(PUI)の急性期治療フォローアッププロセス
新型コロナウイルスとの闘いが激しくなる中、Adventist HealthCareは、復興への道を計画しながら、新しいプロセスマップを作成し、現在のプロセスマップを更新し続けています。チームメンバーの1人は、このように話してくれました。「Companionは混沌とした時代、組織に、組織感を与えます。」
世界的に感染が流行する中で、前線で活躍するすべての皆さま、特に医療関係に携わっておられる方に、Minitabは感謝を申し上げます!すべてのご尽力、本当にありがとうございます。