MinitabでESGプログラムをコスト効率良く開始する方法:第1部 How To Cost-Effectively Kickstart Your ESG Program with Minitab: Part 1

Joshua Zable | 9/3/2024

トピック: Minitab Statistical Software

私はウォール街で、投資家として、また外部投資家を抱える企業の一翼を担って長年過ごしました。我々全員が同意できる1つのことは、投資をしたのであれば、目標はお金を稼ぐこと(もちろん、法的に)でした。正しい投資をどう選ぶか。そうですね、これが偉大な投資家と他の投資家とを区別するものです。

趨勢となっている投資スタイルの1つは、環境・社会・ガバナンスを表すESGへの投資です。そのルーツは1960年代の社会的責任投資にあり、これが持続可能性と倫理的慣行へのコミットメントを実証する能力に基づいて潜在的な投資をスクリーニングする、より正式なアプローチへと進化しました。

ご多分に漏れず、その人気が高まる中にも、忠実な支持者と多数の反対者がおり、幾分、政治的な重要問題にすらなっています(特に気候変動と多様性が2要因が考慮されるため)。議論が激しさを増しているにもかかわらず、今年、欧州委員会は企業持続可能性報告指令(CSRD)の適用を開始します。これは報告に新たなアプローチをもたらすもので、ESGを依然、理解すべき重要なトピックとするものです。

そもそも、ESGとは?

ESGは通常、持続可能な慣行に関して、より具体的な分野に分けられます。環境要因については、企業は多くの場合、気候変動や汚染に対する事業の影響、および希少な天然資源の保全方法について評価されます。社会的要因については、企業は、従業員の管理と処遇のあり方、製品とプロセスの安全性、および多様性、公平性、包摂性の促進への取り組みについて多くの場合評価されます。評価のガバナンス部分では、取締役会の質が考慮すべき重要な要素であり、財務および非財務開示事項の報告の透明性とサプライチェーン管理も考慮されます。

ESG投資は実現が難しいものの、依然重要です

S&P 500企業の90%以上とラッセル1000企業の70%ESGレポートを発行しているものの、ESGに対する批判は依然多くあります。これらの批判が高まるにつれ、ESG投資も失速してきています。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、20243月までに、米国と欧州でESGという名の付く新規に創出されたファンドの割合は、ピークの8.3%からわずか3.3%に低下し、ESG投資は決して回復しないという議論が行われています。

このような背景の中、プログラムをまだ開始していない米国企業や、広範なプログラムを抱える米国企業は、多額の投資を行うことなく、ESGイニシアチブのサポートを継続することを検討しています。一方、ヨーロッパの大企業は、新たなCSRDにより、ある程度のESGレポートに投資する新しい義務を担っています。

MINITABソリューションは、ESGプログラムをサポートする費用対効果の高い方法です

プログラムの構築に直接携わった経験のあるMinitabのソリューションは、最初の持続可能性レポートの作成能力にとって極めて重要なものでした。Minitab Statistical Softwareは、データ分析の力を活用することで、組織が環境・社会・ガバナンスの各要因に関する洞察を得るのに役立ちます。これにより、これらの項目の報告と開示が可能になり、改善のベースラインが作成されます。

Minitab Engageは、改善プロジェクトの開始と管理、さらには改善を測定するダッシュボードを提供する上で役立ちます。

開始方法についての具体的なアイデアをお探しですか?

ESG改善の実例を示すブログの第2部をご覧ください!