ご存知のように、最近世界中で起きているさまざまな出来事のために企業運営にはさらに迅速さが求められ、新しい方法で変化に対応せざるを得なくなりました。とりわけ、医療機器メーカーは脚光を浴び、なくてはならない存在になっています。
医療機器メーカーの製品開発チームが、どのように、新たな方法でよりスピーディに臨床用個人防護具を市場に出すことができたのかを見てみましょう。
このチームは、12週間以内に1個あたり15ドル以下の生産コストで臨床用人工呼吸器の設計、テスト、製造を行うよう依頼されました。
チームはまず、Minitab Workspaceの重要な顧客の声(VOC)の概要フォームと狩野モデルを使ってオンラインと対面式のアンケートで得たインプットをまとめ、分析しました。
そして、そのフィードバックをもとに、3D印刷技術を使って試作品の設計、製造、テストを実施しました。 スケジュールがタイトだったため、チームは加速寿命試験を実施して設計コンセプトを検証し、Minitab Statistical Softwareを使って工程能力調査を行いました。
これらのツールを活用することで、会社はプロジェクト開始から8週間で新製品の設計とテストを行い、発売にこぎつけることができました。Minitab WorkspaceのイノベーションツールとMinitabのデータ分析を適切に組み合わせることで、チームは作業に集中しやすくなり、速いペースで結果を出すことが可能になりました。こうして、政府の規制に従って作られたつけ心地の良い新しいマスクは手頃な価格で発売されて人気商品となりました。その結果、前年比15%増の利益を実現することができました。
このユースケースの調査と技術サポートを提供してくれたMinitabソリューションアーキテクトのAntonio Vargasに心から感謝しております。