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4種類の特性要因図の探索 Discovering Four Types of Fishbone Diagrams

作成者: Minitab Blog Editor|2021/02/18 10:47:00

好き嫌い関係なく、ブレインストーミングは人生のどこかで誰もが行っているものです。いろいろな時期にあちこちからアイデアがわいてきてばらばらなものもあれば、特定の図を使用して整然としているものもあります。

1960年代後半から、石川ダイアグラムは、特性または問題の潜在的な要因をブレインストーミングし、その因果関係をマッピングするプロセスを通じて、何百万もの人を助けてきました。

焦点、形状、および設計から、「特性要因図」または「フィッシュボーン・チャート」としてよく知られています。

特性要因図(フィッシュボーン・チャート)は、明確に定義された構造内でブレインストーミングできる優れた方法ですが、使いこなす方法と使用可能な図の種類をご存じでしょうか?

どの特性要因図も始まりは同じです。中心の問題または特性は、図の右端に配置します。次に、「背骨」と呼ばれる直線を左に描き、その上下に枝を追加します。この枝は、要因の種類です。次に、ブレインストーミングを活発に行いながら、特定の原因をそれぞれの要因に追加します。これは、ブレインストーミングが完了して、特性要因図が満足するまで続きます。

ほぼ誰もがブレインストーミングに特性要因図を使うことができ、多くの業界において様々な使い道があるため、使用できる特性要因図の種類も複数存在します。以下は、人気のある4種類です。  

簡易特性要因図

最も基本的な形であり、事前定義されている要因またはカテゴリがないため、組織または業界に固有の内容を設定および作成することができます。

たとえば、医療システムには、メーカーには適用できない要因もあり、その逆もあります。メーカーの間でも、食品、自動車部品、電子機器など、製品の種類により、要因が異なる可能性があります。

 

4S特性要因図

潜在的な要因に関する情報を一般的な4カテゴリに分ける方法から、このような名称になっています。具体的には、Supplier(サプライヤー)、System(システム)、Surrounding(周囲)、Skill(スキル)です。サービス業界で一般的に使用されていますが、ほぼどの業界でも使用できます。


 

8P特性要因図

8カテゴリにわける方法から、このような名称になっています。具体的には、Procedure(手順)、Policy(方針)、Place(現場)、Product(製品)、People(人員)、Process(工程)、Price(価格)、Promotion(プロモーション)です。これはサービス業界で一般的に使用されていますが、ほぼどの業種または業界でも使用できます。


 

5M1E(Man Machines Materials) 特性要因図

製造業界で一般的に使用されており、問題の潜在的な要因を以下のカテゴリに分けることができます。Man(人)、Material(材料)、Machine(機械)、Method(方法)、Measurement(測定)、Environment(環境)です。ここに2カテゴリ「Management(管理)/Money(お金)、Maintenance(メンテナンス)」が追加される場合もあります。


すべて覚えることができたでしょうか?

記憶していなくても、大丈夫です!Minitab Workspaceには、究極の可視化ツールキットの一部として、この4種類の特性要因図のテンプレートをご用意しています。強力な可視化ツールが1か所に集約されているので、簡単に使用し、作業を向上させ、ビジネスに大きな影響を与えることができます。

Minitabの特性要因図の使い方は簡単です。2回クリックするだけで、特性要因図の全体像がすぐに現れます。Minitabの特性要因図の最も優れた点の1つは、属性または要因の位置が気に入らない場合に、必要なところへドラッグアンドドロップできることです。ペンと紙でこれを作ってみるのはいかがでしょうか。

ご自身で特性要因図を作ってみたい方は、こちらをクリックしてください。