品質コスト(Cost of Quality)が、製造業の収益性、利益率、スクラップ、不良品の手直しにどのような影響を与えるのかをご紹介します。品質はコストではなく、戦略的な事業投資として捉えることが重要です。
1970年代や1980年代 生まれの品質エンジニアなら、「そんなの当たり前」と思うでしょう。ミレニアル世代や Z 世代の品質担当者なら、#obvy (「当たり前」を意味するスラング)とメッセージを送るかもしれません。しかし問題があります。経営幹部の 75% は自社に強い品質文化があると考えている一方で、それに同意する品質専門家は半数未満です。品質の価値とコスト、そして企業の最終利益への潜在的な影響に対する理解には、明らかな隔たりがあります。トム・クルーズが演じた、アメリカ映画「ザ・エージェント」の主役ジェリー・マグワイアの言葉を借りれば、「協力するから、こっちが協力しやすいようにしてくれ。」と、品質の重要性を示しましょう。
品質が単なるコンプライアンス指標ではない理由
多くのリーダーは、品質不良が評判や顧客満足度に影響し、結果として収益を損なうことを理解しています。スクラップや欠陥が会社にコストをもたらすことも理解しています。しかし、品質改善を利益率向上のレバーとしては十分に捉えていません。品質はプロセスの一部であり、高い投資収益を生み出せる領域ではないと単純に考えているのです。
品質実務者は総品質コストに精通していますが、経営幹部から見えないところに隠れたままになりがちです。総品質コストに馴染みのない方のために説明すると、その目的は事業全体における品質の財務的影響をすべて把握することです。
品質コスト = 適合コスト + 不適合コスト
- 適合(良い品質)→ 予防 + 評価
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不適合(悪い品質)→ 内部失敗 + 外部失敗
先進的なメーカーがどのように品質改善を財務実績に直接結び付けているか、ご覧になりたいですか?
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品質を競争優位に変換する
多くの組織は品質コストを過小評価しています。高業績組織の総品質コストは 1-5%、平均的な組織では 5%から15%、低業績組織では 15% から40% に達する可能性があります。たとえば売上高5億ドルの企業では、平均して 2,500万ドルから7,500万ドルのコストに相当します。これを削減できれば、大きな利益率向上が見込めます。
品質改善は、大きな収益が期待できる投資分野であるべきです。簡単に言えば、予防に多く投資するほど、品質不良に費やす金額は少なくなります。次に CFO から利益率改善を求められたら、品質部門が立ち上がって「そのための予算が欲しい!」と叫んでるくれることを願っています。Minitab はジェリー・マグワイアほどクールではないかもしれませんが、品質改善の支援を求めて電話をいただければ、「最初のひと言で、すべてを承知しました。」と、シンプルにお返事させていただきます。

