クラウドはどこにでもあり、その範囲は拡大しています。Gartnerの予測によると、全世界のパブリッククラウドのエンドユーザーの支出は2023年には6,000億ドル近くに達する見込みです。この予測によれば、今年のIT支出全体は5.1%増加し、新規投資の大部分はクラウド技術です。今こそ、クラウドのあらゆるメリット、つまり俊敏性と連携の向上、イノベーションによる力強い後押し、タイムトゥバリュー(TtV)の短縮などを取り入れる絶好のタイミングです。そして皆様の高品質化の取り組みもクラウドに移行できることをご存知ですか?
皆様の組織でデジタル変革をすでに進めている場合は、品質プログラムをクラウドに移行することもお忘れなく。こうすることで、時間の節約、無駄の削減、全体的な収益増加という結果につながります。成長軌道に乗るには、品質についてもクラウドをご検討ください。
クラウドでの高品質化の取り組みにより、情報と洞察の相互のやり取りが促され、従業員がいつでもどこでもそれにアクセスできるようになります。品質データを一元化する機能が備わり、運用とレポートを簡単に改善できます。その際、データセンターは不要で、IT資源は最小限で済み、最新のソフトウェア更新とイノベーションも自動で行われます。Minitabの強力で使いやすいツールにより、品質プログラムをクラウドに取り込み、組織全体の誰もが実施中の取り組みを把握できるようになります。
組織全体で品質改善に取り組む機会
Minitabは、品質改善を実践する方々のために幅広い品質ツールを提供しています。以下の4つのフレームワーク要因に対処できるよう設計された、すぐに利用できるMinitab ソリューションについてご覧ください。
Engageで問題解決
Minitab Engageは、共同品質プログラムを促進し、組織がクラウドで改善/革新プログラムを構築できるように設計されています。Minitab Engageの問題解決ツールとプロジェクト管理方法論は、重要なパフォーマンス指標をリアルタイムで追跡し、ROIを示します。以下の例をご覧ください。
特性要因図(フィッシュボーン図)は、問題の潜在的な原因をブレインストーミングし、それらの関係を見極め、問題を回避し、質の高い結果を確保するのに役立ちます。特性要因図では、中心的な問題つまり影響が右端にあります。原因のカテゴリである親和性は、中心的な結果の背骨から分岐します。
特性要因図は、次の疑問に答えます。
フローチャートとも呼ばれるプロセスマップは、工程のモデル化に役立ち、工程内のすべてのアクティビティ、工程内の入力と出力の関係、重要な意思決定ポイントを理解して伝達するのに役立ちます。Engageでは概要レベルのフローチャートまたは詳細なフローチャートを簡単に作成できます。また、変数を各形状に割り当てて、Engageで使用している他のツールと共有する機能もあります。
Minitabのお客様であるKYOCERA AVXは、品質テンプレートをExcelからMinitab Engageに移行しました。これにより、さまざまな工場で行われているグローバルな品質プロジェクトの可視性が向上しました。全社員が標準化されたテンプレートを使用して作業するようになったため、連携と情報共有が改善しました。またEngageには5S、A3、管理計画、なぜなぜ分析、FMEAなどのテンプレートもあります。
KYOCERA AVXがMinitab Engageを使用して顧客対応を標準化し改善した方法をご覧ください。
Minitab Statistical Softwareの品質ツール
以下に示すのは、品質改善にとても役立つ分析機能のごく一部です。
Engageと同様にMinitab Statistical Softwareもクラウドで実行されるため、いつでもどこでも簡単にアクセスでき、簡単に共有・連携できます。Engageでどのデータを収集すべきかが示され、Minitabでそのデータが分析されて、組織全体の品質を改善することができます。これらは完全に補完し合い、お客様の高品質化への取り組みをサポートします。ぜひ詳細をご覧ください!