問題を解決する場合、組織では可能な限り早く問題の根本原因を突き止める必要があります。さらに、問題に対する最も効果的な解決策を見つけて、その解決策を完全に実施して将来にわたって持続させ、その問題が今後発生しないようにすることが期待されます。これを行う最善の方法は、体系的な問題解決を実施することです。
このブログ記事では、体系的な問題解決について、およびオペレーショナルエクセレンスを実現するために最適な改善手法について簡潔に説明します。
Minitabがどのように役立つかを紹介する前に、問題解決の基本について考えましょう。
体系的な問題解決は規律のあるアプローチで、問題解決の工程を明確な目標が設定された個々のステップに細分化します。この手法を用いれば、解決すべき問題を確実に解決しながら、複雑な問題に取り組むことができます。さらに、これらの問題をしっかりと理解し、合理的な解決方法を検討して、それを効果的に実施し、持続させることができます。
体系的な問題解決手法は、プロジェクトが完了するまでに確実に経るべき段階を積み重ねて構成されます。この手法の目的は、特定の問題解決の背景にある意図を明確にし、それを解決するための戦略的な方法を実施することです。
最適な問題解決手法とは?
何が最適かは、特定の改善イニシアチブで解決しようとしている問題によって異なります。どの手法を選択するかということよりも、それぞれの手法のすべてのステップを完遂するための仕組みと原則のほうが重要です。
これらの手法を分かりやすく視覚化するために、Minitabは問題解決手法の周期表を作成しています。
ここからは、工程改善と問題発生防止に役立つ2つの重要な手法を紹介します。それは、DMAICと8Dです。
DMAICは、“定義、測定、分析、改善、制御(Define, Measure, Analyze, Improve and Control)”の略称です。DMAIC手法は、継続的改善とオペレーショナルエクセレンスのための最も一般的な手法の1つです。
この手法では、改善プロジェクトに取り組むにあたって5つの段階からなる体系的な枠組みが提供されます。DMAICは、新しい製品または工程を作成することではなく、既存の工程を改善することに焦点を合わせています。
DMAICは、複雑な問題またはリスクが高い場合に最適です。
8Dは問題解決の8原則として知られています。難しい問題、繰り返し発生する問題、または重大な問題を解決する8つのステップで構成されています。この手法では、組織内で問題の原因を識別し、修正し、解消するのに役立つ問題解決ツールが提供されます。
解決しようとしている問題が複雑で、素早く解決する必要がある場合、組織で実施するべき適切な手法は8Dである可能性があります。
それぞれの手法には、関連するプロジェクトテンプレートがあり、そのロードマップは手法に含まれる一連の段階に対応しています。特定の手法の各ステップを完了してから、次のステップに進むのがベストプラクティスです。
Minitab Engageは、組織がイノベーションと改善のイニシアチブを促進するのをサポートするために開発されました。このソリューションのユニークな点は、体系的な問題解決の手法を、イノベーションイニシアチブの計画、実行、測定に役立つツールやダッシュボードと組み合わせていることです!
手始めに使用できる問題解決の手法やツールがたくさんあります。Minitab Engageは、イノベーションを成功に導くのに役立つ、エンドツーエンドの究極の改善ソリューションです。
無料のeBookをダウンロードして、イノベーションプログラムを加速するのに役立つ最善の手法とツールをお試しください。